剣神社について
御祭神
主祭神:天之御中主大神
天地初発の時に、高天原に出現した最初の神。別天神(ことあまつかみ)の第一の神で、続く高御産巣日神(たかみむすひのかみ)・神産巣日神(かむむすひのかみ)を合わせて「造化三神(ぞうかさんしん)」とも称されています。日本の神々の祖先神で、すべての始まりの神とされることから、安産・子授け、招福、病気平癒、養蚕守護など多くの神徳ある神として広く知られています。
配祀神:天照皇大神
太陽神であり、天皇の祖神であり、そして日本の最高神である天照大神は、国に平和と豊かさを与える神として知られています。国土安泰、開運招福、五穀豊穣の神として伊勢神宮をはじめ全国各地のお宮に祀られており、万物の生命の源である太陽から、子孫繁栄(子授かり)、健康長寿の神として篤く尊崇されています。
副配祀神:七福神大神
福の神として知られる恵比寿・大黒天・毘沙門天・弁財天・布袋・福禄寿・寿老人の七神を祀ります。この七福神の信仰は室町時代から起きたものともいわれ、大黒天は財福神、毘沙門天は勝運・勇気神、恵比寿尊は農業・漁業・商業神、布袋尊は子宝・良縁神、福禄寿は幸福・財宝・健康神、寿老人は長寿神、弁財天は芸術・学業神として信仰されています。
大国主大神
出雲に大国をつくった国造りの神様で、須佐之男命(すさのおのみこと)の子孫。因幡の白兎を助けた心優しき神としても知られています。スサノオが与えた数々の試練を見事に切り抜け、葦原中国の支配者になったことから、国造りや産業開発の神とされています。また各地に恋愛伝説も残しており、多くのご縁に恵まれたことから良縁祈願の神様としても信仰されています。
末社二代天神宮(藤原秀郷)
平安時代中期の武将である藤原秀郷命は、承平天慶の乱において平将門討伐の雄として知られています。『俵藤太物語』に於いて「打物取りても弓を引くにも肩を並ぶべき者無し」とその武を称され、『御伽草子』や『太平記』に残る近江国三上山の大百足退治の伝説、関東一帯を支配した平将門を討ち取った武功を挙げ、立身出世、武芸上達、国土長久の神と広く仰がれています。